サッカーの憂鬱 裏方イレブン1〜2(能田達規、マンサンコミックス)を読みました

選手ではなく裏方の人が主人公のサッカー漫画です。審判、チームドクター、通訳、実況アナウンサーなどクラブチームを支える人々が主人公の短編です。
普段サッカーを見に行っている時って、選手と監督や審判くらいしか意識していません。この漫画は表舞台には出てこない裏方の方達の仕事への誇りが描かれています。普段何気なく見ているスタジアムの試合は、それを裏から支えている人達の努力があるから楽しめているんだと気づかされます。どのエピソードもサッカーへの愛が感じられて、うるうる来てしまいました。作者の能田さんのサッカーへの愛も凄く伝わって来ます(愛媛FCのマスコットキャラデザインしている人なんですね)。普段Jリーグを見に行っている人に是非読んで欲しい漫画です。

サッカーの憂鬱~裏方イレブン (マンサンコミックス)

サッカーの憂鬱~裏方イレブン (マンサンコミックス)

この漫画を読んでいて、昔読んだ「ホペイロの憂鬱」というサッカーミステリが思い浮かびました。こちらはサッカーの用具係(ホペイロ)が、クラブの周りで起こる事件を解決していくというミステリ小説です。JFLのクラブのスタッフ業務などについて書かれていて、こちらもサッカー好きには楽しめる小説だと思います。

ホペイロの憂鬱

ホペイロの憂鬱