第8回立川談笑一門会(武蔵野公会堂)に行ってきました

ほぼ定時で会社が上がれたので、吉祥寺へ落語を聴きに行ってきました。立川談笑一門会です。前から一度言ってみたかったのですが、平日夜に開催(19時開演)の会なのでなかなか行く機会がなくようやく行けました。場所は武蔵野公会堂。オリンピックの時に建てられた建物だそうです。入口で木戸銭2500円を払って会場のホール内へ入ると6割くらい席が埋まってました。
出演・演目は以下でした。

立川談笑 『抜け雀』『シシカバブ問答』
立川吉笑『社交辞令』
立川笑二『元犬』
立川笑笑『芋俵』

談笑さんは、立川志ら乃さんの真打襲名の時に見たことがあったのですが、お弟子さんの笑笑さん、笑二さん、吉笑さんを見るのは初めてでした。お三方とも独特の持ち味があって楽しめました。
笑笑さんは、話し方はまだまだ不慣れな感じでしたが存在に華があって惹き付けられました。
吉笑さんの枕は単なるカレーを作った話だと思ったら、なんとも不思議な世界に連れ込まれました。イリュージョンと言われているの
は、こういうことなんだなーと思いましたよ。枕から強引に本編に入るところが力業すぎて笑っちゃいました。
笑二さんは、「元犬」というお話を解体して再構成。「犬が人間になる」というファンタジーを納得のいく話にしてしまった落ちが凄いです。衝撃的でした。
談笑さんは、蒟蒻問答がイスラム舞台の話になるという『シシカバブ問答」は斬新でした。「八っあん」が「ハッサン」とか、それだけで引き込まれましたよ。イスラム教徒の方が聴いたら怒りそうな作品。ブラックだなー。『抜け雀』は「シシカバブ〜」ほど改変されていないですが、最後の親子対決の場面とかが勢いあって面白かったです。

一門の皆さん誰もが面白くて、違う噺を聞きたいと思わせられる会でした。平日なので毎月は難しそうですが、また聴きに行ってみたいと思いました。中入り後なら1000円で入れるので、仕事終わりに途中からでも聴きに行きたいなぁ。