小鳥を愛した容疑者(大倉崇裕、講談社文庫)を読みました

容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課”動植物管理課”(架空の部署)が舞台の連作短編集です。
銃撃を受けて負傷した捜査一課の鬼警部補・須藤友三と動物に詳しい新米警部補・薄圭子の凸凹コンビが現場に残されたペットから真犯人を推理していくのが面白いです。
登場するのはジュウシマツ(小鳥)、コロンビアボア(蛇)、ケヅメリクガメ(亀)、モリフクロウ(フクロウ)の4種類。ペットの動物についての知識もふんだんに盛り込まれ、二人の推理を楽しんでいる内にペットの動物にも詳しくなっているというのもお得感あります。
薄巡査の動物オタクっぷりが楽しくて一気に読んでしまいました。続編でていないみたいですが、読みたいなあ。