航空科学博物館へ行ってきました

千葉県・成田にある航空科学博物館へ行ってきました。
航空科学博物館

上野から京成線特急で1時間30分で成田空港第2ターミナルで下車します。電車で行く場合は成田空港に入るのにセキュリティチェックがあり、身分証明書(免許証、パスポートなど)の提示を求められました。その後は路線バスに乗って「航空科学博物館入り口」で下車。入り口と行ってもそこから10分くらい坂道を上り下りしてようやく到着です。車で来ることを前提にしているみたいで、電車&バスだとかなり行きづらいです…。

これが博物館の建物です。まるで管制塔のようです。券売機で大人500円の入場券を購入します。

入り口が空港の入場ゲート風でした。

入ってすぐの所にDC-8シミュレータ(無料)とボーイング747内部ツアー(有料500円)の申し込みがあります。せっかくなので申し込むことにしました。人気のようですぐ人数が埋まってしまうので、入ったらすぐ整理券をもらっておくのが良いです。
まずはボーイング747内部ツアー。スタッフによる解説とコックピットに座ることができるというもの。

外に展示してあるジャンボジェットの実機展示に入って、内部構造やドアの開閉構造、コックピットの説明を受けられます。普段なかなか見ることができない内部機構についての話が面白かったです。

これがコックピット部分。コックピットが狭いのは操縦士と副操縦士それぞれで全てのボタンに座ったまま手が届くようにするためだそうです。だから広いコクピットってないのだそう。実際に座って写真が撮れます。終わった後は解説パンフと搭乗証明書ももらえます。これで500円はお得だと思います。

シミュレーションの予約時間まで1時間くらいあったので、館内展示を見学します。

巨大なジェット機のエンジンが展示されていたり。

カットされたジェット機の胴体のでかさに圧倒されたり。普通の車が横に収まるくらいの大きさなのですね。

ファーストクラスのシートに座ることもできます。本物は座れないので、ここで思う存分座る私(笑)。


5階には展望展示室があり、成田空港に離着陸する飛行機を間近に見ることができます。しかも学芸員のガイド付きです。会社名や行き先、各機種の違いなど目の前の飛行機についてリアルタイムで解説してくれるのです。これが面白い。専門的な言葉も解説してくれるので、座って聴いているだけで飛行機について詳しくなれます。これは立地を生かした素晴らしい展示ですね。

屋外にも飛行機の実機が沢山展示されています。

富士重工製の飛行機がありました。富士重工が戦後に飛行機を売っていたとは知りませんでした。

国産飛行機のYS-11も展示されています。

外国製の格好いいヘリコプターもあります。後ろにある鳥居は「航空神社」でした。

時間が来たのでDC-8シミュレータへ。これは実際に日本航空パイロットの訓練に使用していたものだとか。先着順で操縦席には座れませんでしたが、客席で飛行体験です。さすが本物のシミュレータだけあって、離着陸時や旋回時のGのかかり方が本物に近いです。窓の外の実写映像もあり、実際に飛行機に乗っている感覚でした。客席に乗っているだけに普段の感覚で楽しめたのかも。パイロット役の親子は複雑な操作をなんなくこなしていました。自分だったら上手くできる気がしないです…。

半日くらいでしたが、展示やシミュレータもありかなり楽しめる博物館でした。到着が遅かったのと帰りのバスの本数が少なくて、ゆっくり見ることができなかったのが残念でした。遠くて行きづらいけど、また行ってみたいなあ。今度は一日展望展示室にいて説明を聞いていたいくらいです。