桂三枝・春風亭昇太 東西爆笑二人会

友達に誘ってもらって、神奈川県民ホールへ落語会を聴きに行ってきました。
落語会に行くのは2度目で、前回は立川志の輔の独演会だったので複数の落語家の噺を聞くのは始めての経験です。
開演してすぐに落語が始まると思ったのですが、最初は特別対談ということで桂三枝さんと春風亭昇太さんのトークから始まりました。昇太さんの「なぜ結婚しないのか」ネタで笑いをとりながら、落語を作る心構えや演じるときの不安感など真剣な話があったりと興味深く聞くことができました。

春風亭昇太さんは「長命」というネタ。噺にはいるまでのまくらが非常に長いのですが、動きと語りがコミカルで面白くてこのまま終わっても十分な位でした。実際の話に入ってからも、声の調子や動きが可笑しくて、クスクス笑いがずーっと会場で起こっていて、不思議と幸せな雰囲気になってました。かなり毒も言うんですが、それを嫌みに感じさせないのは昇太さん自身のキャラクターなんでしょう。もっと他の噺が聴きたくなりました。

桂三枝さんは「妻の旅行」。定年後の亭主が口うるさい妻に困るという話です。三枝さんの落語を聞くのは初めてだったのですが、夫婦間の「あるある」と感じさせるネタで非常に面白かったです。気の強い女房と気弱な夫の声色の使い分けがコミカルで笑いっぱなしでした。奥さんがまさに大阪のおばちゃんというイメージそのままのキャラクターで、大阪でやったらもっと受けるのだろうなあ。席が近くなかったために表情が見られなかったのが残念です。

生の落語って楽しいです。大ホールという大きい会場だったので、次は小さな会場でもっと近くでみてみたいなあ。