ステーショナリープログラム・トークライブ maruman 春のファイルノートシステム・レッスン

ステーショナリープログラムの和田さん主催のトークライブに行ってきました。場所は初台のマルマン株式会社のショールーム
出かける直前に大きい余震があってたどり着くことができるかと不安でしたが、電車も動いており無事到着できました。受付を済ましたところ(事前予約制なので名前を聞かれました)、マルマンさんからA5のバインダーとワイドルーズリーフ、信頼文具舗さんからペンをお土産にいただきました。無料イベントなのにお土産付きなんてお得すぎます。

今回のテーマはノート。ゲストは納富廉邦さん(懐中雑誌「ぱなし」編集長)、伊澤恵美子さん(女優)でした。伊澤さんは納富さん推薦「文具姫」としての登場でした。(座った位置の関係で、3人一緒の写真撮れませんでした…)

最近ノート使っていますか?

最近スケジュール等はデジタルに移行している人も多いですが、ノートをどう使っているのか?職業によってどう違う?

最初のテーマはノートの使い方でした。3人それぞれが実際に使っているノートを見せながら使い方を説明。

和田さん
ノートはアイデアの展開に使う。実際に仕上げるのはPC上なので、ノートは記録ではない。移動するときは重さとの戦いなので、ノートのサイズを小さくしている。
伊澤さん
役作りのためのノート。役のバックボーンイメージをまとめる。
納富さん
取材メモ。A5サイズを横に使うのがwideに使えて便利。

自分のノートですが仕事では処理内容のイメージを図式化したりしているのが主な使い方なので、和田さんに近いかも。思考の過程を記録するという意味合いが強いです。日々の思いついたこととか書いてネタ帳的にしたくてノートを持ち歩いているのですが、なかなか書けないのが悩み。

3人ともマルマンのニーモシネA4を愛用していたのが印象的でした。横で見通しがよく広く使えるのでまとめやすいとのこと。また、最近は方眼5mmがメジャーになっているそうです。昔は横罫しかなかったですよね。私も方眼が好きなので、ジャポニカを使ったり、セクションペーパーを使ったりしてましたが、最近はノートに方眼が増えて嬉しい限りです。
納富さんの「字が汚いのでノートは人に見せられない。筆箱の方が楽」っていう発言には、なるほどとうなずいてしまいました。綺麗にノートとれる人は私も尊敬します。

ファイルノートシステムとは?

10分の休憩を挟んでの第2部はファイルノートシステムについて。ファイルノートシステムとは、「バインダー+ルーズリーフ+インデックスなどのアクセサリ」の組み合わせシステムのことです。(詳しくはこちら→http://www.e-maruman.co.jp/file-note/
学生時代にはルーズリーフをよく使うのに大人になったら使わなくなるのはなぜか?ということについて考察されていました。

  • 学生時代はB5が主流で社会人はA4が主流である。B版とA版のサイズの断絶があるからではないか。
  • 差し替えができるという利点はデジタルに取って代わられた。あえて閉じノートの不自由さを楽しむ人が多い。
  • 自由度が高いため、自分なりの活用法を見つけるのが難しい。雑誌の特集でも扱われないのでヒントも少ない。
  • 製品のバリエーションがまだまだ少ない。

などという意見が出されたあと、3人それぞれの活用事例が紹介されました。

和田さん
パンフレットなどを見せるプレゼン用のツールとして使用。
伊澤さん
それぞれ分けていた各ノートをまとめたのノート。かわいくカスタマイズできる。
納富さん
記事執筆のための一時収集場所として活用。取材メモと紙資料をまとめる。

納富さんの事例の取材メモと関連する紙媒体に同じ色のふせんを貼るというアイデアは便利そうでした。仕事の紙資料を整理するのに使えそうなので試してみようかと。また、取材メモと紙資料を一緒にしておくという使い方は、博物館本を執筆するときにも便利そうです。いつも執筆する際にパンフレットとかが見当たらなくなっちゃうことがあるので…
ノートとしてだけではなく、クリアポケットとかインデックスとかのアクセサリを活用するのがファイルノートシステムを使いこなすコツなのかもと感じました。アクセサリの種類が増えてくれるともっと魅力が増しそうです。

トークの最後は最近の文具についてのフリートーク。和田さんからは新製品の筆入れの紹介がありました。シンプルで素敵な製品でした。
伊澤さんは筆記具がお好きらしく、いろいろなペンを紹介していました。紹介されていたゲルクレヨンの「クレオロールパイロット)」は知らなかったので、ちょっと気になりました。納富さんの鉛筆補助軸に導電スポンジを刺しただけのiPadスタイラスが素朴な感じで欲しくなりました。(作ってみたいけど、導電スポンジはA4サイズなので大量に余るらしい…)

ライブ終了後は豪華景品が当たるじゃんけん大会もありました。ほとんど1回目で負け…こういうのに運がないんですよねえ。

14時から16時過ぎまでみっちりと文具の話で大満足。トークライブ終了後に、納富さんに自作スタイラスを見せていただいたり、来場者の方からルーズリーフの歴史についての話を聞けたり(簿記のバインダからルーズリーフに発展していったとのこと)と楽しい時間を過ごせました。

帰りにニーモシネを早速購入してしまいました(笑)。