「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」(国立科学博物館)

大英博物館 ミイラと古代エジプト展 Mummy:the inside story


開館直後の9:00に行ってきました。今回は日時指定券という形で販売されています。私は友の会の案内で知りました。競争率が低そうな日曜朝一にしたのですが、危うく遅刻しかけるところでした。危ない。
この日時指定券、どの程度浸透しているのかわかりませんが、当日券も発行されているので飛び込みで行っても見ることはできそうです。混んでいる時間帯は無理かもしれませんが…。ちなみに私が行った9:00の時点で、シアターは9割方埋まっていました。人気ありますね。

会場入り口で3Dメガネを渡されて、まずはミイラの3D映像を鑑賞。ここで、今回のミイラ展の主役である「ネスペルエンネブウ」のミイラについての解説映像を20分くらい鑑賞。最初に解説されることでこの後の展示の理解が深まったので、この演出は効果的だと重います。今回のミイラはカルトナージュという内棺(石膏と包帯で作られている)に納められたまま展示されているので、CTスキャンでとられたこの3D映像がないとよくわからないという演出上の事情なのかもしれませんが…。

映像鑑賞後、展示室へ。埋葬者が神官ということで、エジプトの神殿についての解説に重点がおかれているという印象でした。神像とかがメインな感じです。エジプトの神話についての知識がなかったので、理解できて良かったです。実際の棺とミイラも置かれていましたが、カルトナージュに覆われているので、ミイラを見ると感じる怖いという感情は湧きませんでしたね。それよりも、棺の表面にかかれた色鮮やかなさまざまなヒエログリフと神様や護符の絵が綺麗でした。3000年くらい前とは思えないくらい鮮やかなんですよね。(修復しているのかもしれませんが)
他にも副葬品や後期時代のミイラ、死者の書など盛りだくさんの展示でまさにミイラ展という感じでした。日時指定券のおかげなのか、多少並ぶもののゆっくりと見ることができて良かったです。今後も導入されるんでしょうかね?混みそうな展示会ではぜひ導入してもらいたいけど、友達と行くとかいう場合は面倒くさそうでもありますね。