本には「読めない時、読める時」がある

昨日ようやく伊坂幸太郎の「グラスホッパー」を読了しました。殺し屋の群像劇で面白いんだけど、なぜか読み進めるのに時間がかかってしまって1週間ほどかかりました。面白いんだけど入り込めない感じだったのですよ。
本によって読めるときと読めないときがあると感じています。例えば、島田荘司の「占星術殺人事件」の冒頭の手記が読み進めなくて何度も挫折して、4年くらい経ってからやっと読めたことがありました。あの「手記」が全然面白くなくて挫折していたんだけど、読了できたときは面白く感じて読み終えられたんですよ。あのときが「読み時」だったんだと今になって思います。
そんな経験もあるので、私はどうしても読めないときは無理せずに放置してしまいます。待っていればそのうち「読める時」がくると思っているからです。だから積んどくが減らないんですけどね…。