2013 J1第10節 大宮アルディージャ - サンフィレッチェ広島(NACK5スタジアム大宮)を観戦


開幕戦以来久しぶりにスタジアム観戦してきました。

GW最終日で天気が良い&首位&不敗記録更新中ということもあったのか、一般入場後30分以上経っても入場待ちの長蛇の列にびっくり。チケット完売したのは知ってましたがシーズン最終戦でもこんなことないので、マスコミの露出効果って凄いんだなと思いましたよ。初めての方も多数いたようでスタジアムは満員でした。

試合ですが、前半は広島攻撃陣にほとんどチャンスを与えないくらい完全に押さえていました。大宮は奪ってからのカウンターで何度か決定的なチャンスをつくるも決めきれず、前半は0-0で折り返します。
後半になると、中二日のコンディションのせいか全体的に動きが悪くなり、広島にワイドに展開されかなり攻め込まれますが最後のところで何とかはじき返す展開。そんな中、右サイドから今井選手が抜け出しクロスを上げるとノヴァコビッチ選手が頭でゴール。完全に崩した素晴らしい攻撃でした。その後も何度かチャンスをつくったのですが、コーナーのこぼれ球をカウンターで持ち込まれ、最後は佐藤選手のゴールで同点に。完璧なカウンターでした。これまでの大宮だと同点にされて気持ちが後ろ向きになり逆転されたりする展開でしたが、今年は違います。GK北野選手のキックを広島・水元選手がバックパスしたところを富山選手が相手GK増田選手と交錯しながらゴール。ゴール後、二人が倒れたままになり治療で試合中断。救急車が来て搬送となりました。その間、大宮サポーターは静かに見守っていました(一度相手GKの名前をコールしはじめましたが、コールリーダーが「せかす感じになるので、搬送完了するまで中止です」といってやめました。ナイス判断だと思います)。搬送時にはスタジアム全体で「増田コール」でした。
この辺りから雨が降ってきていて、試合再開後は雷も鳴ってかなり雨脚が強くなります。でも応援をやめるわけにはいかないので、濡れながら声上げていました。ロスタイムも含み長い間でしたが、なんとか守り切って勝利。久しぶりにホームゲームで勝利を観ました。
試合後はいつもなら「寝ても大宮」を歌うのですが、今日は搬送された二人の病状も分からないと言うことでコールリーダーの判断で中止に。サンフィレッチェ広島の選手が試合後ゴール裏に挨拶に来てくれました。こんなこと初めてでしたし、選手の判断でやったということで広島というチームは素晴らしいなぁと思いました。その気持ちに「サンフィレッチェコール」で答える大宮ゴール裏。そして「アルディージャコール」で返すアウェイゴール裏。痛ましい事故の後で心が辛かったですが、素晴らしいファン魂を観られて感動しました。Jリーグ、素晴らしい。