目黒シネマで映画見てきました

先日の休日出勤の代休取得でやすみだったので、目黒シネマで映画を見てきました。初めて目黒シネマにいったのですが、古くて小さな映画館でしたけど、スタッフの対応とか素晴らしくて通いたくなる映画館でしたよ。
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見たのは「桐島、部活やめるってよ」と「鍵泥棒のメソッド」の2本。どちらも凄く良い映画でした!見に行って良かったです。

桐島、部活やめるってよ」はバレー部のエース桐島が部活をやめるという噂が流れからの高校2年生の5日間を描く群像劇です。生徒全員のキャラクターが細かく描かれていて、見ていて「こういう人いるよね…」っていうリアルさがあります。『何物でもない自分』と向き合わされるのが「高校2年」って時期だよなあと思いながら見ておりました。共学校が舞台で恋愛模様もあって、私は男子高校出身なので女子と男子の関係とかには共感できないんですけどね(笑)。女子怖いって思いました。野球部のキャプテンが凄くいいんだよね。泣けるくらいに。映画部の映画オタク男子役の神木隆之介くんもすごく良い。私としては感情移入するのはこっちサイドなので、ラスト近くのショッキングな出来事とラストシーンのセリフには胸が痛くなりました。ちょっと複雑な映画なので、ちょっとわかりづらいところも多々ありました。もう一度見たいです。すごく語りたくなる映画です。とくに女子と女子目線ではどう思うのか語ってみたいなあ。

鍵泥棒のメソッド」は大人のファンタジーって感じの映画。銭湯で転んで記憶をなくした羽振りのいい男・コンドウとその場にいた貧乏役者・桜井が入れ替わってしまって…というコメディです。それにダンドリ命の婚活中女性編集者・香苗が出会ったコンドウ(桜井だと思い込んでいる状態)にプロポーズしてというお話。先の読めない展開に2時間があっという間でした。全ての伏線が最後に収束する脚本が見事。とにかくキャスティングが見事。貧乏役者で駄目男・桜井は堺雅人さん、羽振りのいい男(殺し屋)・コンドウは香川照之さん、几帳面な女性編集者・香苗は広末涼子さんが演じています。特に香苗役の広末さんが凄くいい。一歩間違えればすごく嫌な女性になってしまうところを彼女の無機質さ(透明さ)が魅力的な女性にさせていると感じました。惚れちゃいます。誰が見ても楽しめる映画だと思いました。内田けんじ監督の前作「アフタースクール」も見てみたいな。

最近はシネコンでばかり映画を見ているので、久しぶりに2本立てを見てちょっとおしりが痛くなりましたよ(笑)。子供の頃は地方だったので、街の映画館と言えば2本立てだったよな…とか懐かしくなりました。2本のセレクトも配給会社の都合だったので、見たい映画と見たくない映画のブッキングだったりしたんだよねえ(三上博史の『孔雀王』とマイケルジャクソンの『ムーンウォーカー』が同時上映だったり…)

名画座でしたがすごく楽しめました。映画館のセレクションが良いので、目黒シネマ通ってしまいそうです。