「奇っ怪紳士!怪獣博士! 大伴昌司の大図解展」(弥生美術館)を見てきました

会期がそろそろ終わってしまうので、弥生美術館へ「奇っ怪紳士!怪獣博士! 大伴昌司の大図解展」を見に行ってきました。南北線東大前駅から行ったのですが、東大の裏になるので東大内を抜けて行ってみました。土曜日と言うこともあって人気の少ない大学はちょっと不思議な雰囲気でした。ちょうどお昼時だったので、東大の学食でお昼ご飯を食べてみたり。そして池之端門をでてすぐの弥生美術館へ。


3階建ての小さい美術館です。1階には喫茶室、隣は竹久夢二美術館になっています。竹久夢二美術館とは中でつながっておいて一つの美術館となっています。入館料900円を支払い展示室へ。
大伴昌司はウルトラマン怪獣図鑑の企画・構成をされた人です。今のように少年誌の巻頭がアイドルグラビア主体になる前の巻頭図解の形式を作ったパイオニアなのです。展示室ではその巻頭図解のために描いた大伴自身の下絵とその完成品が展示されていました。この下絵がとにかく細かい。各怪獣の体内図や秘密基地の内部図はここまでやるか!ってくらいの情報量なのです。その熱量に圧倒されます。公式な設定だけではなく、大伴自身の解釈も入っていたりして彼自身が楽しんで仕事をしていたというのが伝わってきました。未来の想像図や世界の怪奇の紹介など少年の心が鷲掴みにされるような名企画の数々に思わずじっくり見入ってしまったため、3つの展示室を見るのに2時間ほどかかりました。充実の展示を堪能しました。