南国トムソーヤ(うめ、新潮社バンチコミックス)
大東京トイボックスのうめ先生の最新作です。最果ての跳照那島に東京から転校してきた少年のお話です。
都会から来た少年の異文化との交流ストーリーだと思って読み始めたのですが、最果ての島の風習や祭祀、創世神話などいろいろな謎が絡んでいる冒険譚でした。タイトルがトムソーヤだから当然と言えば当然です(名作アニメ・トムソーヤの冒険の歌詞も作中に出てきます)。山羊の解体シーンなど描かれる離島の暮らしも興味深く、読んでいると南の島に行きたくなります。
最後にはリゾート開発会社が進出してきたり、展開が早くて続きが気になります。早く2巻が出て欲しいです。一度読んだだけではよく分からない箇所も多いので、2巻が出るまで何度も読んで楽しめそうです。
- 作者: うめ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/07/09
- メディア: コミック
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