大哺乳類展〜海のなかまたち(国立科学博物館@上野)

上野の国立科学博物館で開催されている「大哺乳類展〜海のなかまたち」に行ってきました。春にやっていた「陸のなかまたち」に続いての開催で、今回は海バージョンです。今年は国際生物多様性年ということで、海棲哺乳類の仲間がたくさん展示されています。
11時前に入場したのですが、並ばずに入場できました。「陸のなかまたち」の時よりも空いている印象です。夏休み最後の日曜日で宿題があるので子供が少なかったのかもしれません。
海棲哺乳類は剥製を作るのが難しいみたいで、ほとんどが骨格標本でした。骨格標本になると、イルカもあまりかわいく感じられないです。大きさも陸上動物より大きいので、混んでいても展示が見やすくてよかったです。(陸上動物なんて、数が多い&小さいので列がほとんど動かず近くに寄らないとほとんど見えなかったし)


シャチの骨格標本。歯が鋭いです。

イルカとクジラの区別って、だいたいの大きさで決まっていて厳密な区別はないんですね。分類って難しい。

これはハクジラの仲間。この牙は雄だけ発達するのだそう。争いに使うらしいです。

立派な角をもつイッカク。下から見上げたシルエットがかっこいい。ユニコーンのモデルといわれているらしいです。

今回の展示会のメインのシロナガスクジラ骨格標本。地球最大の動物だけにとにかく大きいです。

マッコウクジラ VS ダイオウイカのバトルの再現模型。マッコウクジラが音をだす仕組みが内部モデルで解説されています。頭の油の袋で音を増幅しているんですね。モニターではCGで戦いの模様が流されてて、結構迫力があります。

スナメリの体内模型もありました。ちょっと生々しい感じ・・・。

オットセイやセイウチ、アシカも展示されていました。アザラシとアシカの区別の仕方がわかりやすく解説されていました。歩き方と泳ぎ方が全く違うんですね。アシカの標本の顔、妙な味があるなあ。
ホッキョクグマも展示されていました。確かに北極にすんでいるというのは海に住んでいるってことになるよなあ、とちょっと納得。でも、あなた陸のときもいたよね?

シロナガスクジラの標本は見応えありました。海の哺乳類は陸の哺乳類よりも種類が少ないので、見応えという点では物足りなかった感もあったかな。