鬼子母神通りみちくさ市とブングテン6

鬼子母神通り みちくさ市

午前中床屋に行った後、雑司ヶ谷みちくさ市へ行きました。王子から都電で行ったのだけど凄く混んでいました。雑司ヶ谷霊園で降りる人多かったのでお彼岸が近いことと関係があるんでしょうか。
電車が鬼子母神に着いたとたんに雨が降ってきて、慌ててコンビニで傘を購入。一箱古本市の人たちは慌ててテント立てたり片付けたりしていました。野外のイベントは天候変化への対応が大変です。そんな様子だったので古本を見るのは後にして、先にブングテン6を見に行くことにしました。
今回も様々な展示とワークショップが行われていて、沢山の人が来場していました。木木屋さんという消しゴムはんこや一昔前の事務用品の展示などが面白かったですね。古本カフェくしゃまんべ店長、竹内さんの「トンボ鉛筆の8900の歴史展示」では、超ロングセラー鉛筆であるトンボ鉛筆8900番のデザインの歴史について解説してもらい、その微妙な違いに「鉛筆深いな〜」と感服しました。こういう深い話が聞けるのがブングテンの楽しいところです。


その後14時からブングジャムのトークショー「なつかしの文具」へ。「懐かしいといっても地域や年代によりよってそれぞれ違うので、難しい」と言われていました。スパイ手帳やアーム筆入れや多面筆箱とかのCM動画を見つつ、文具王の現在へ至るきっかけの話などもきけて普段の文房具イベントとは違う趣向で面白かったです。B-TOOLマガジンという文房具の雑誌は私も高校生〜大学時代に買って読んでいたので懐かしかったなあ。文具好きは結構あの雑誌を通ってきているのだなあと思ったのでした。
きだてさんがされていた「懐かしさは呪い」という話が興味深かったです。誰かが懐かしいと言えば、自分が体験していなくてもそれは懐かしい物だと思ってしまうという話です。例としてあげられていたのが、ALWAYSの画像をみて自分たちは生まれていないのに「懐かしい」と思うという現象。そういう趣旨のトークではないのでさらっと話されただけだったのですが、ノスタルジーを感じるということについての考察は色々突っ込んでいくと面白そうですね。
トークショーが終わったのが15時40分くらいだったので、その後の一箱古本市をゆっくり見られなかったのが残念でした。結局本は買わずじまいで、今日は古本との縁がなかった日でした。